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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第36章 聞こえない音  お相手:宇髄天元



「ガキの癖に…、一丁前に
遠慮なんて、してんじゃねぇ。
そんなもん、忘れとけ」

そう彼の甘い声が
私の決心を揺らがすように響く
遠慮なんてしなくていいと

そう 言われてしまって

ギュッと縋り付く様に
後ろから抱きしめられる

「みくり、お前がんな事ばっか
どうにも、考えちまうつーんだったら…。
俺の事しか、考えられねぇように…。
俺以外の事、考える間も無い様に。
するしかねぇ…よなぁ?」

ゾクゾクと背筋が震えるのを感じて

何て恐ろしい 

魔法の言葉 なんだろう

そう する事しか許されないし

そう する様に 強要されていて


「…ッ、…天元ッさ…んッ、聞いて」

「いや。聞けねぇわ。
俺、聞くつもりねえもん」

言い訳しか 出て来ない

その私の口を

言い訳すらも 許さないと

それをさせて貰えずに

宇髄の唇が塞いだ

ちゅう…ちゅ…と 吸いながら
唇を食まれて行く
宇髄の舌がチロッ…とみくりの
唇を舐めてその唇と唇の間をなぞる

下からみくりの顎に添えられた
彼の長い指がクイッとみくりの
顎を持ち上げて来て

より深い 口付けがしやすい様に

顎と頬に宛がい直した指の
薬指がそっとみくりの
下の唇に掛った

「…口…、開けてくんね?」

嫌だと声に出したら 
口が開くのを知っているみくりが
フルフルと首を左右に振った

身体に回されている方の
左手がみぞおちの辺りに伸びて来て

その手と腕に下から
グッと乳房を持ち上げられると
ビクッとみくりの身体が跳ねた

彼の大きな手には
私のその部分は乏しい程なので

揉むほどの大層な物は
私には付いてないんだけど…

それにこの頃 少し痩せたから
ただでさえ乏しいのが

更に寂しい事になってるし…

「やっ…、
そんな所っ触っても…んッ
揉むほど…、な…いからっ…」

「んー。悪い、
聞こえない感じだわ。
あー、でも…、無いからって…。
揉めなかねぇだろ…?
それに、ここは揉むだけじゃねぇし」

服越しにその手が
みくりの胸の上を這う
揉まれてるんじゃなくて
撫でられてるに違いけど…

「んっ、…あ、やっ、
天元さ…ん、やらし…ぃ…はぁ」

「やらし―ことしてんじゃん、今」

ちゅうと項に後ろから
吸い付かれながら
両胸を撫でられる

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