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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第33章 絶対君主のお気に入り お相手:煉獄杏寿郎 Rー15


「そのもう少し…褥でのですね?
手加減をお妃様方にして差し上げる、
……のは、難しいのでしょうか?」

目の前の 杏寿郎の顔が
明らかに変な顔になって

「君は…俺が、その激しすぎるから
そうなってるとでも、思ってるのなら。
それは誤解だが?」

激しすぎるからそうなってるんじゃ
ないと言われてしまって

「なら、どうしてそうなるのですか?
そんな夜伽をして寝込むなんて……
尋常では…ないと思うのですが」

はぁーーーと大きなため息を
杏寿郎が付いて
一気に干して空になったグラスを
自分の手の上で弄ぶ

「いいか。俺の行為が仮に
激しさを極めていたとして…もだ。
そんなものは小一時間も休めば
元に戻るだろう?…牡丹に
限った話ではないが、俺の夜伽で
寝込む理由はそこではない…が?」

確かにどんな 行為をすれば
そんなことになるのかとは

私も思いはしたけれど……
そうでないなら 何故?

「…それは何故……?」

「俺は何だ?」
「スルタン様にあられますが」

「スルタン…は…、何と呼ばれている?」

「スルタンは、神の子…
太陽の神の化身にあられます…」

「そうだ。この国は
太陽の神を信仰している。
スルタンは太陽の神の化身…」

その太陽の炎の様な
瞳の色も太陽の色を思わせる
御髪の色も…王家が

太陽の神の化身と崇められる由縁だ

グサッと銀のフォークで杏寿郎が
乱暴にローストされた羊の肉を刺すと
口に運んだ もぐもぐと
それを咀嚼しながら流し込む様にして
ぶどう酒を干して行く

「人は……不完全な存在だと言う話は
知っているか?男が女を求める、
女が男を求める理由について……」

杏寿郎がグラスを出すように
促して来たので
慌てて自分のグラスを干して
空になったグラスを差し出せば

彼の手から新しい
ぶどう酒を注がれる

そのぶどう酒の上に
自分の顔が映っていた

「陰陽和合(いんようわごう)
…にありますか?」

「陰と陽のふたつの気が相互に
作用する事によって、
万物が生成されている
と言う理だが……。それは総じて
男女の交わりによって完成するとも
言われているからな。
男性は陽の気、女性は陰の気…
互いにない物があるからこそに…。
お互いが強く求めて
惹かれ合う…と言う物であるが」

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