第122章 2人で見上げた夏の夜空は… お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
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防災放送のスピーカーから
正午を知らせるメロディが流れて来て
その音に慎司が反応する
「おっ、12時じやん、煉獄サン。
昼飯の時間だし昼飯、食おうぜ昼飯」
そう言ってお昼にしようと言って来て
腹が減っては何とやらだと
そう慎司に言われて杏寿郎も納得した様で
「そうだな、腹が減っては…何も出来んな。
よし、じゃあ、昼にするか!」
ウッドデッキの所で扇風機を
リビングから引っ張って来て風を回しつつ
昨日置いて貰ったちゃぶ台と
リビングの隅にあったちゃぶ台を借りて
ウッドデッキの上に2つ
丸いちゃぶ台を並べて配置すると
「こうすると、親戚が集まってる時みたい」
そう辰巳が2つ並んだちゃぶ台を見ながら
そう言って来て
「そう言えば…、みくり姉。
8月に智樹もこっちに来るって聞いてる?」
「ええっ、聞いてない?智くん来るの?」
「ん?お盆には…こっち来るってさ3人で。
みくりちゃん、なんも聞いてねぇの?」
「だって、あのお母さん
何も言ってくれないんだもんッ。
また生まれたら、顔見に行くねぇ~って
どうせ、コロナで配偶者しか
LDRは入れないんだし。
お見舞いも気を遣うから
退院した頃に行くわ~って言ってたからさ」
相変わらず だな…みくりの母親は
そんな感じの緩いノリだな 毎回ながら
お世話になる産婦人科は
発熱と感冒症状がない
ワクチンを接種してる配偶者のみ
出産の付き添いを認めていて
別の家で暮らしてる親族は
両親であろうがお断りなのだそうで
コロナの扱いは5類に引き下げられたが
まだ病院関係の規制は緩和されてないのが現状で
その辺りの対応もその施設により様々で
「煉獄サン、みくりちゃんの
お産、立ち合いするんでしょ?
血とか見ても、大丈夫なの?」
「いや…その辺りは…
大丈夫…だとは思うんだが。
割と…そう言うのが多い仕事をな…。
していた…経験があったと言うか…」
そう言って杏寿郎が
慎司の質問に言葉を濁して居て
「でもその時の、ご主人の対応で
奥さんから恨まれる事もあるとかって。
そんな話は、聞いた事ありますけど…。
ご主人の方が、良かれと思ってても
奥さんがそうして欲しいって事じゃなかったら
うちの旦那は何もしてくれなかったになるとか…」
そう辰巳の方が言って来て
