
第122章 2人で見上げた夏の夜空は… お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
冷えたお茶を勢い良く
杏寿郎が喉を鳴らして飲み干して
空になったグラスにお代わりの
冷えた麦茶を注いだ
「ああ、そうだ…
これ、塩分補給のタブレット。
熱中症になっちゃったら大変だし
水分もだけど、塩分も補給しないとね。
クエン酸も入ってるやつだから」
そう言って買って持参してた
塩分補給タブレットをトレーの上に
みくりが出すと その中の
ひとつを杏寿郎が手に取って口に入れた
がやがやと賑やかな声が聞こえて来て
「あぁ゛っ、あっつぅ~。
うぉい――――っす。
煉獄サン、不死川サン、お疲れさんでぇ~す」
聞き慣れた声が聞こえて来て
慎司と辰巳がやって来た様で
一回家に帰った様で
2人は私服姿だったのだが
『みゃ~ぉ』
ゴロゴロと喉を鳴らしながら
大福が慎司に大好き攻撃をしていて
「大福ぅうっ。今日も可愛いなぁ。
でも、勘弁しえくれぇ、毛皮が
暑苦しいぃいいっ、ってお茶あんじゃん。
みくりちゃん、それ、飲んでいい?」
「うん、お茶…沢山あるから、
慎ちゃんも、辰巳くんもどーぞ。
塩分補給もしてね、これあるよ」
お茶を飲んだら3人で
近くのホムセンまで
水連鉢の蓋になる様な物を
見に行って来ると行ってしまって
不死川さんはカメラマンで
その3人に同行して行ってしまったので
残ってたスタッフの人と
自分のお茶を飲みながら
一緒に休憩して待ってたんだけど
いつの間にか大福がこっちに来ていて
大福の背中を撫でながら
様変わりして お洒落になってる庭を眺める
「大福は良い所住んでるねぇ~」
『にゃーん』
「こう言う場所で、まったりと
ネコちゃん達と過ごせる…様な。
保護ネコカフェ…作ればいいのに。
自動販売機とかのドリンク提供なら
ハードル低めで営業開始出来るし…。
縁側で保護猫ちゃんと、ほっこりするなら
昔ながらの日本家屋が似合うと思うし」
中条市にもそう言う保護ネコの
譲渡会とかをしてる団体があって
市も活動の支援をしてる団体なんだけど
譲渡会だけじゃなくて
カフェがあれば…活動費とか
稼ぎながら出来るしな…
空き家の再利用に良いのでは??
「成瀬さんに相談しよっと」
しばらくするとホムセン組が帰って来て
そのまま木枠を木材で作って
網戸のネットを張った様な蓋を作っていて
使いたい時だけ蓋をする事が出来る仕様だ
