
第122章 2人で見上げた夏の夜空は… お相手:煉獄杏寿郎 現パロ

いとこのあの2人も
そのまま学校の終業式が済んだら
直接そっちに行くらしいので
一緒にお昼にする事になっていて
おばあちゃんがだったら
4人分のお弁当だからと
朝から重箱にお弁当を用意していて
これじゃあまるでお花見か
はたまた運動会か何かみたいだけど
重箱の1段にはおにぎりを沢山
もう1段には唐揚げと
揚げるだけになってるエビフライ
間に色どりの為にミニトマトとブロッコリー
もう一段にはアスパラのベーコン巻き
玉子焼きとポテトサラダちくわに
きゅうりを入れて切ったのと
レタスを仕切りにしてミートボール
今はその隙間に入れる為に
おばあちゃんが焼いてくれた
ポークビッツをカラフルな
ピックに挿してる最中なんだけども
「なんかさ…これ…」
「運動会みたいね、ワクワクしちゃう。
高校生になっちゃったら、こんな風に
お重のお弁当を用意する事も
すっかり無くなっちゃたからね…」
おばあちゃんが早起きして
朝から巻き寿司を巻いてくれてたから
私は朝からおばあちゃんの巻き寿司が
食べられてうれしかったんだけど
おばあちゃんがお寿司を巻くのは
節分の時とそれこそ運動会の時と
10月の秋の祭りで鯖寿司が
食べられない私の為だったから
みんな鯖寿司あるのに
美味しいって巻き寿司も食べるから
沢山…巻いてたっけ…おばあちゃん
毎回 面倒なのよねぇと言うけど
おじいちゃんが買って済ませるかって言うと
いいえ 巻きますと…
言ってた気がするなおばあちゃん
「みくりちゃん、
茹で卵、そろそろいいんじゃない?」
そろそろ茹でていた卵が
茹で上がってると声を掛けて来て
その卵を流水で冷やして殻を向くと
玉子サラダを作って
玉子サラダときゅうりのサンドイッチと
ハムとチーズときゅうりのサンドイッチにして
残ったパンはクリームチーズと
ブルーベリージャムでロールサンドにして置いた
お重は3段だから
こっちは巻き寿司と一緒に
1段だけのお重に詰め込んで
それとは別に大きめのタッパーに
カットフルーツを入れて適当にピックを刺した
お店で売ってるカットしてあるリンゴは
変色しないから便利だよな
パイナップルとスイカはカット済だから
オレンジだけ自分でカットして
すももとサクランボを入れる
完成したお弁当を眺めて
「運動会じゃない?これっ」
「そうねぇ」
