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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第122章 2人で見上げた夏の夜空は… お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



今しがた完成したんだと
煉瓦で作った花壇を見せてくれて

一緒にこの花壇を完成させないかと
杏寿郎がこっちに言って来て

植え付けは自分がするから
奥さんはこっちを頼むと
花壇に差し込む
ネームプレートを書く仕事を
賜る事になってしまって

オーナーさんがDIYで
作ったお手製のネームプレートに
レタリングしながらハーブと
お花の名前を書いて行く

私がそうしてる間も
私の腰の辺りで
ゴロゴロと喉を鳴らしながら
さっきの猫がひっついて居て

『すいません…、うちの大福が…
こら、大福…。離れなさい』

真っ白な猫に見えるが
腰の辺りのちょっと模様が入ってる猫で
オーナーさんがまだ子猫だった弱ってる
大福を拾ってそれから飼ってる猫の様で

このシェアハウスの
看板猫ちゃんなのだそうだ

「良いんですよ、慣れてますので。
昔から猫と子供にだけは…好かれるので」

『それにしても、お上手…ですね…
印刷した文字…みたいです…』

レタリングと言うのは
普通の手書きの文字を
より綺麗にすっきりと
誰が見ても読みやすくなる様に

書いた文字を整える作業の事だ

「えっ…?そうで…しょうか…。
そう言って…頂けると…嬉しいです…ッ」

作業をしながら オーナーさんの
話を聞かせて貰ったのだが
オーナーさんは3年前にご夫婦で
この中条市に移住して来て

古民家の空き家をリノベーションした
焼き菓子と中条プリンのお店を
経営してるのだそうだが

その傍らで自分達の移住者
ならではの経験を何かに生かしたいと
そう考えて居たようで
今回のこのシェアハウスの
オーナー募集のお知らせを聞いて
我こそはと名乗りを上げたのだそうで

このシェアハウスの住人は…
店頭に並べる新商品の試食が出来る
特典付きだったりとかするのだそうで

その他にもお店に並んでいる
焼き菓子が個包装になっていて
共有のダイニングのすみっこに置いてある
長テーブルの上で 無人販売もされるそうで…

希望者にはシェアハウスの利用者なら
安い金額で借りる事が出来る
ここだけのレンタル農園をするつもりに
していると言う話をオーナーから聞いて

その為には…草が茂っている
庭の一か所を耕して 畝を立てて
区画整理するのが今日の午後の予定で

国道から見える場所にあった。
あの看板は杏寿郎が
10日の日に作った物なのだそうだ
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