
第119章 夫婦でおもてなしをしよう!前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ

「奥さんは時間を掛けた
手の込んだものは作らないが、
美味い物を美味く食べる方法を
知ってる感じの料理の仕方をすると
俺は思ってるんだがな…。
奥さんがそんな考えになったのも…、
明日中条市に行けば分かる。
俺が、自分の家を二田や神南港や
自分の実家のある近くじゃなくて、
中条市に建てる事に決めた理由でもあるしな」
「中条市……」
錆兎が自分のスマートフォンで
中条市の場所を検索すると
有料道路を使えばここからなら
30分程度…使用しなくても50分程度で
行くことが出来る場所の様だった
「何が有名なんだ?聞いた事が無いんだが…」
「明日になれば分かるさ、
さて…、そろそろ…片付けをして
明日に備えて寝るか?俺達も」
杏寿郎がそう言いながら
庭に設営したテントの方に目を向ける
同じ様に錆兎も庭に目を向けると
「雅にとっても…、あの兄貴の存在は
本当に居たのかすらも、
今となっては、不安になる存在だからな。
雅からしても、自分の兄貴の事を知ってる
みくりは…自分の兄貴を忘れずに
思い出させてくれる存在だからな…。
これからも…、友達で居てやって貰えると
俺としても…ありがたいんだがな…」
月城さんは…生い立ちがかなり独特と
言うか複雑すぎる環境で過ごして来たのもあるし
あの月城奏の事もあって 人との関わりも
極力避けて生きて来てた様な節もあるし
友人らしい親しい友人も…
ちゃんとした恋人らしい恋人も
彼がそんな生き方をしていたのを
一番知っていて見て来てたのだから
それに倣って彼女も生きて来た…のなら
この錆兎の言葉の意味も分かる…が
「そんなお願いは…俺にするもんじゃないし、
もう、あの2人は親しい友人だろう?
俺がこんな事を言わなくても。
錆兎にだって、分かる事だろ?
それに、俺から見ればの話だが。
君の生きてる世界もまた特殊な世界だと
そんな風に思えて仕方ないがな…?
俺は…、友人だと思ってるぞ?
こうして、酒を酌み交わした仲だしな」
「へいへい、そりゃどーも」
こうして 俺と錆兎の男子会は御開きとなった
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一方…女子会の方はと言うと…
「テントの中は…結構広いんですね…
寝るだけかと思ったのですが…。
テーブルにランタンまである…」
「このテントは6人用だからね。
もっと大型のとかもあるよ」
