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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第119章 夫婦でおもてなしをしよう!前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



その缶ビールをカウンターに座ってる
錆兎の方へパスして投げて来て
錆兎がそれをキャッチする

「その酒を、ビールで割って飲んでみると良いぞ」

日本酒のビール割をしてみるといいと
杏寿郎が錆兎に勧めて来て
1:1で割るとグラスの中に
淡い色合いのビールが完成する

「ビールと割る日本酒は、甘口よりも
この剣菱や、奥播磨の様な、
深い色々な味わいや
苦味も持っている方が、相性が良い」

ビールの香りを薄く感じるが
その苦味が良い感じに薄れて
爽やかであの日本酒の香りが苦手と言う人や
アルコールが得意ではない人でも
喉越しが軽やかになるから
それこそビールの感覚でぐびぐびと行けそうな
そんな…癖を中和しながら良さを残す様な

ビールだけどビールじゃない
日本酒だけどビールぽい様な…

「夏場に…、グイグイ行きたい時に良いな。
ビールの感覚で飲めるから、
飲み易いから、知らない内に飲み過ぎそうだが…」

「そうだな、夏にオススメの飲み方は
アイスコーヒーに日本酒を入れると
日本酒の香りとコーヒーの香りが
ベストマッチしていいぞ?
ああ、ひと手間掛けるなら、
無糖のペットボトルのコーヒーを
お洒落な製氷皿で好きな形の氷にして
それに、日本酒を注いで飲むのがいいな」

にこにこと杏寿郎が笑っていて
俺にそれで誰と飲めと言ってるのかは
女性にウケそうな飲み方を
俺に勧めて来てる時点で悟ってたのだが

「ああ、そうだ…。
明日は中条市に行くんだったな…。
中条市にオススメしたい酒造会社があるんだ。
奥さんの…元彼が今はその
酒蔵を継いでるらしいんだがな」

「おまっ…、…その情報…
雅には言うなよ?と言うか…良く平気で
自分の奥さんの元彼の酒蔵勧められるな」

日本酒を日本酒で割った物を飲みながら
杏寿郎がうーんと小さく唸り声を上げると

「俺だって、平気って訳じゃないがな…。
奥さんと彼はもう、終わってるし
あっちの彼も結婚してて子供もいるしな。
それに、美味い酒は美味いからな。
彼に対して俺が私情を拗らせようが、
拗らせまいが、彼が造る酒は間違いないぞ?」

そう言いながら ははははははと
杏寿郎がいつものあの調子で笑っていて

「お前のあの、奥さんは…何者なんだ?
居酒屋でも開くつもりなのか?」

「奥さんは、料理上手じゃないと言ってるし
本人はそう思ってるからな?」
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