第119章 夫婦でおもてなしをしよう!前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
その時の杏寿郎の慌て具合は…
面白かったのだけど
杏寿郎がお猪口に燗を入れて
錆兎に手渡す時に
何かを耳元で向こうに囁かれていて
「(……ッ、そ…ッ
それは…それなりに…だが)」
珍しく…杏寿郎が…
動揺してると言うか…
恥ずかしそうにしてる様な…
そんな感じの顔をしていて
何を言われたんだろうと思たんだけど
その後はミスジのステーキと
焼けた牡蛎も美味しく頂いて
バーベキューは終わったのだが
「だが奥さん、どうして
こんな、急いでバーベキューする為に
わざわざ予定組んだりしたんだ?」
テーブルの上を片付けていると
杏寿郎がそう声を掛けて来て
円形のコンロはロックが出来る蓋つきの
バーベキューコンロだから
ロックをして置くだけで火の始末が出来て
コンロの中の炭も次回に仕える代物だ
片付けと言っても網を洗うだけでいい
「え?それ…聞いちゃうの?
まだ、2人を連れて行きたい場所があるからさ」
「奥さんが、運転するのか?」
「ううん、もうちょっとしたら
成瀬さんの会社の人が迎えに来てくれるから」
多分片付けが落ち着いた頃にと
お迎えをお願いしてるのかも知れない
普通のコンロの方は
火消し壺に水を入れて
今日は急いでと言われたので
早めに火を消す事にしたのだが
「成瀬さんとみくりは
随分親しいんだな…」
そんな疑問を持つのが普通だよなと
杏寿郎は錆兎のその疑問を聞いて思いつつ
「私が小学生の時から、
成瀬さんの事は、知ってるからね」
そうみくりが答えて居るが
錆兎の質問はどうして成瀬さんが
そこまで奥さんにサービスして
尽くす関係が出来上がってるか…の方だろうが…
「洗い物…シンクで、付け置きしてる間に
皆でリビングで、観音屋の
デンマークチーズケーキ食べようよ~」
「分かった、なら…コーヒーを淹れて来る」
ある程度こっちの片付けも
2人で手分けしてしてたから
割とスムーズに進んで
杏寿郎がコーヒーを淹れている間に
オーブントースターでチーズケーキを温めて
ここのチーズケーキは温めて
トロトロのチーズのを食べる物なので
コーヒーの時間に合わせて設定して
使った食器を洗って
食洗器の中にセットして行く
後は…デザートに使った皿とかを入れて
スタートを押すだけの状態にして置いた
