第119章 夫婦でおもてなしをしよう!前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
「って…あの短時間の間に
お色直しして来たのか、あのふたり…」
『はい、お色直しは
ゲストを退屈させるんじゃないかと
挙式に取り入れるのを
悩んでおられるカップルが多いので。
短時間でもこれだけ、印象が変わる
お色直しが出来ますよと言う
ご提案でもあります』
そう言って袖に一緒に待機していた
テラススイートのスタッフが声を掛けて来て
『では、あのお二人の後、お出番ですので』
そう言って後ろからトンと
あっちのスタッフの人に肩を叩かれて
会場は…あの2人がまるで
魔法か何かの様に
お色直しをしていたので
かなり…注目度が増している状態であるのに
ここで…自分と奥さんの出番で
ショー的に大丈夫なのかと
杏寿郎が思って居ると
会場のナレーションの声は
前撮りしてある胡蝶の声だと気が付いて
お色直しの別の形を提案しますと
言っているのが聞こえて
大水槽の…向こう側から
みくりがこちら側に向かって
ゆっくりと歩いて来るのが見えて
そのみくりの
ウエディングドレス姿を見て
驚いてしまったのだが
ふんわりとボリュームを持たせた
スカートの部分で大きくなって居る
お腹を綺麗にカバーしていて
奥さんが妊娠してるなんて事は…
言われなければ綺麗にカバーされているので
大きくなってるバストだけが
無駄に強調されてる気がして
大きく開いている
谷間が覗く胸元が気になってしまうのだが
俺が…大水槽の中央でみくりと
合流して俺にしか出来ないと
言われていた演出は
この…ショーステージの部分を
奥さんをお姫様抱っこで抱いて
ステージの上を移動する事…だったんだが
奥さんのお腹こそは目立ってるが
悪阻で大分痩せたので
体重的には妊娠前とそう変わりないから
こうして歩いても…別に…何ら問題はないが
ステージの部分の中央にある
スペースになってる部分で
指示されている通りに奥さんを降ろすと
隅で待機していた
しのぶと樹奈がこちらに近づいて来て
みくりの腰の所の大きなリボンを
シュルシュルと左右から
リボンの端を引いて解いてしまって
そのリボンが解けたことにも驚いてしまったのだが
ストンと…ドレスのスカート部分が落ちて
プリンセスラインのドレスから
マーメイドラインのドレスに姿を変える
そうなれば当然…に
