第119章 夫婦でおもてなしをしよう!前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
奥さんの大きくなって居る
お腹を強調するデザインのドレスになっていて
さっきのドレスでは
妊娠してると言う事は分からないが
このドレスになれば
誰の目から見ても分る訳で
当然会場からは
奥さんが本当の妊婦なのか?
さっきのドレスだと気が付かなかった
お色直しが一瞬等と…驚きの声が
あちこちから上がって居て
俺も知らなかったから驚いている位なのに
何も知らない観客が驚くのは当然だな
後ろに流れている
胡蝶のアナウンスでは
マタニティ向けのドレスは
さっきの様にお腹を目立たないようにする
隠すタイプのマタニティドレスと
今の奥さんが着ている
マーメイドラインのドレスの様に
目立つ様になって居るお腹を
逆に目立たせるドレスの2種類があって
お腹の赤ちゃんも一緒に思い出をと
今は目立たせるタイプのドレスが
人気を集めているのだそうだが
先程の早着替えでのお色直しは
妊婦の花嫁には難しいので
時間を掛けずに負担にならない
締め付けのないドレスで
お色直しも楽しめると言うのが…
今回の麻理恵先輩が押したいと
思って居る妊婦さんにも優しい
ウエディングドレスなのだそうで…
「奥さんは…、手足が長いから
マーメイドラインのドレスも似合うな」
「え、でも…、お腹…目立ちすぎない?」
「だが…このドレスだと、
夫婦のイベントでもあり、
家族のイベントって感じで良いがな…」
そう言って…ステージの中央で
お互いに見つめ合ったままで
スリスリと杏寿郎が
目立っているお腹を撫でて来て
その手の上にみくりが手を重ねて来る
「みくり…」
「…杏寿郎?、あっち…移動しないと」
そうだった…すっかり仕事中なのを
忘れて奥さんに見惚れてしまってたな
俺と奥さんが指示されていた
待機をする場所へ移動すると
また会場の明かりが暗くなって
今度は床の映し出された
鰯の大群が
大水槽の方ではなく…
その大水槽の前に設置されている
クリアピアノの方へと泳いで行って
パッ…とそのピアノがライトで照らされたと同時に
ピアノの生演奏が始まった
そして…会場に…響くのは
オペラ歌手である
江藤樹奈の美しい歌声で
突然に始まった 生演奏と生歌に
会場はざわめきが止まらない状態になっていて
「あの…お姉さんと妹さんは
毎回セットで現れるイメージだな」
