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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第11章 ラングラー


ー穂波sideー







ここで今、最後まではできない。
そもそも、自分の車じゃないのにそこでするなんて…できないけどでも
我慢できなくって、せめて、研磨くんのを口でって思った。

奉仕…なんて可愛いものじゃない。

研磨くんのを咥えてるだけでわたしも、気持ちいいから。
欲しかった。 その、研磨くんのえっちでかわいいやつ。








その提案に研磨くんは少し瞳を揺らして、それから

「…ん、逆に時間かからない?」

って言って。









『大丈夫、我慢できないくらい気持ちよくするから』

なんて、強気なことをわたしは言った。
それで研磨くんと場所を交代するみたいにして。
研磨くんがバックドアに背中を預けて。

わたしはハーフパンツのウエストに手をかけて… ってしたとこで、








いやね、ちょっと冷静になってから気配はずっと感じてたし、
さっきから倫ちゃんが小声で電話してるっぽい声も聞こえてた。

聞こえないようにとか聞かせるようにとか、
そういうオーディエンスは要らない。

それでも、ちょっとハラハラするこの感じは、何かを加速させる感じは確かにあった。
だから今こうなわけで。

でもね、今このタイミングで……









「盗み聞きなんてして… して… すんません!しました!」









治くんの大きな声。
きっと背筋を伸ばして、電話を耳に当ててるんだろ。








「…っくく 笑」

『んふ…』








こんなの、こんなの、間抜けで愛おしくて、笑っちゃう。








「…ちょっと、そこで笑うと…… ふはっ……」

『え、研磨くん、感じるの?』









なんて、この愛おしさに任せていつも言わないような言葉攻め的なこと言ってみたりして……









「ばか、感じるもなにも……」










まだ直接触れてもないのに、ちょっと余裕のなさそうな研磨くんの表情に、
だめだ、すっごいそそられる。

こんなの、止めらるわけない。

有言実行で、いっぱい気持ちよく……











「ちゃいます! 結果的に盗み聞きになってしまったけど、でもちゃうんです!
ただ、俺かて、ケジメちゃうけどちゃんとせなあかん思て……」









…できないかもしれない。







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