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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第11章 ラングラー


ー穂波sideー








お昼の片付けも終わって、治くんとさくさくっとお買い物へ行ってみることに。
サーフィン行く前に仕込めるものがあったら仕込みたいし、的な流れ。

まぁ単純に、わたしたち2人が食べるの大好きなだけ。








研磨くんは車で寝るって言ってた。

ここのキャンプサイトは電源があるから。
延長コード引っ張って、いろいろ充電できるのありがたい。

クーラーもシャワーも充電式だから、さ。








古森くんと倫ちゃんもここで休むって。
朝出発して来てくれてるから、って治くんもなんだけど。
治くんに関して言えば昨日兵庫から関東入りしての今なんだけど、
でも、ね、そう。 わたしたちは食べるの大好きだから仕方ない。









「じゃあ、古森くんちょっと車借りるな!」

「おーもちろん、っていうかご飯ほんとありがと!すっげーありがたい!
食費はあとで割ろうな! っていうか手持ち足りる?」

「おん、大丈夫やで! ほんじゃ行って来まーす」








ラングラーは研磨くんが寝るので、古森くんの車で。白いカローラツーリング。
荷物がいっぱい入りそうだなぁって。
そして、なんだか爽やかさや器の大きさみたいなのがまるで古森くんで、勝手に嬉しくなる。









「車綺麗にしてるよなー ていうか、古森くんこそMr.パーフェクトちゃう?」

『いやほんとそれ、なんだろうな、なんでもできる、じゃなくてさ』

「できんことへの姿勢も含め、Mr.パーフェクトやんな!」

『うん、ほんとそれだよ〜 かっこいいよね、すごく刺激になる。
この間一緒にスケボーしたんだけどね……』

「……古森くんって中学ん時、OHやったんやって。
大会でもよぉ見とった。守備も上手いし、すごい奴やなー思って見とった。
ほんで高校行ってIH出たらリベロになっとってびびったわ。
そんで別段話す機会もなかったんやけど、今日こっち来る時に車で聞いたんやけどな……」








治くんとはそう、別に食べ物の話だけじゃないんだ。
こうやって、いろんな話がいろいろ、合う。
春高の会場での初対面でも思った、落ち着く人だなぁって。








あの時から治くんは、軽さを持たせつつ真っ直ぐに、
結婚しよって言ってくれる。









結婚、かぁ…








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