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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第11章 ラングラー


ー研磨sideー







治くんも元也くんもだけど、
角名くんってなんか… センスいい。

やる気なさそうだし、特別どっかに力入れてる感じもないのに。

まぁセンスと力みは相反するとこにある気もするし。
角名くんのバレーってそんなとこあったな、とか。











木のとこにハンモックやって、タープの下もなんか…
すごいい感じに仕上がってる。




なんていうか… 寝心地が良さそうっていうか。











「スプーンと箸か、スプーンとフォークかどっちでも好きな方だってさ。
どっちがいい?」










2人に何用意しとけばいいか聞いてきた元也くんが帰ってきた。
ほんと、溌剌と、誰を蹴落とすことも傷つけることもなくいい人。










「箸にしよ。 箸最強」

「…ん、賛成」

「オッケー! あとコップに水入れとこー」










おれは椅子に座って、ぼーっと元也くんが動くのを眺める。
角名くんも、椅子にもたれて携帯を取り出してなんかし始める。

ストレスがないや、ほんと。

多分キャンプは、一つ何かが違うと相当ストレスフルな気がする。











「ほーい、お待たせ〜 古森くんばっちしやん、テーブル!」

「テーブルの上は俺がやったけど色々の配置は角名がやってくれた!」

「角名ってこういうの上手いんやってなー なんていうの? 空間を操る的な」

「大きいものの配置って難しいよね。 そういや研磨くん家でも…」










そうそう、角名くんはおれん家でも、
これとこれちょっと動かしていい?とか言って。

なんか、前も別にしっくりきてたんだけど、
数倍しっくり、みたいな配置にしてた。











「おーうまそー!!」

『食べよ食べよ♡』










チャーハン、チャーシューと茹で青梗菜、春雨サラダ、
ピクルス、キャベツのスープ。










治くんの作ったもの、送ってきたのは何度か食べたけど。
美味しい。 かなり、美味しいと思う。

治くんはどんな店をやりたいんだろ、とか。










海は夕方くらいに行くって言ってた。
ちょっと昼寝とか、できるかな。











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