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君に出逢えて、恋をして 【鬼滅の刃 冨岡義勇】

第7章 新しい友達



どこかへ移動しているような音が聞こえて、暫くしたらぴたっと止まった。


「あの…義勇さん、お昼食べてましたよね。すみません…」

『昼飯よりお前の方が大事だ。気にするな』

「っ…あ、ありがとうございますっ…」


義勇さん時々ドキッとするようなこと言うから、心臓が…。


『お前は食べたのか?』

「まだ…、食欲なくて」

『そうか。だが少し食べておいた方がいい』

「…一口でもいいですか?」

『それでもいい。出来そうか?』

「はい、頑張ります」

『うん、いい子だ』


褒められた。
若干子供扱いな気もするけれど、それでも嬉しい。

いつの間にか涙も引っ込んでいて、話している間に落ち着いた私には、もう義勇さんとお話してる喜びしかない。

好き過ぎるな、私。
義勇さんのこと…


『さっきの話だが…』

「はい」

『昨日のは、まだ効果はあるだろうか』

「昨日?」

『淋しいならば…、俺と会ったら元気は出るか?』


昨日言ったの、覚えててくれたんだ
そのせいで昨日振り回されたのに、また私の為に動いてくれようとして…
優しい人だから、つい甘えたくなっちゃうよ


「…はい、効果抜群です」


もう大分元気だった。
でも義勇さんに会いたくて、ちょっと欲張りになってしまった。

電話の向こうでフッと笑う義勇さん。


『分かった、今日会おう。いつもの駅で待てるか?』

「はい、待てます」

『ん、ではまた後で』

「はい、また後で」


名残惜しいのを我慢して、通話終了を押す。

義勇さんと話せて、沈んでた気持ちが楽になった。
もうすっかり元気だ。
こんなにパワーを貰えるとは。
凄いな、義勇さん。

さて、そろそろご飯食べようかな。
さっき一口って言ったけど、これなら半分くらいいけそうな気がする。

持って来たお弁当を広げてみたら、小さな紙が入っていた。

“大丈夫!“

お母さん、書いてくれたんだ。
ありがとう。
うん、私大丈夫だよ。

お母さんが作ってくれたお弁当。
半分なんて酷いよね。
ちゃんと全部食べよう。


「いただきます」


私の好きな玉子焼きをぱくっと一口頬張った。
その時…


「いたー!!」


バァンッと扉が勢い良く開き、私は誰かに発見された。





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