第7章 新しい友達
「話、まとまってなくて…。よく分からない事言ってもいいですか?」
『あぁ、どんと来いだ』
「ふふ、ありがとうございます」
頼もし過ぎてちょっと笑ってしまった。
全部、受け止めてくれるのかな。
それ、ちょっと嬉しい。
「…今日から学校始まって、頑張って来ました」
『うん、偉いな』
「ふふ、…皆、気を遣って話し掛けに来てくれるんです。でも、上手く話せなくて。そしたら段々皆来なくなって、気付いたら私また1人でした。…分かってます、いきなり集団の中に溶け込むなんて出来ないって。でも、なんか…1人だと、思い出しちゃうから…無理で…。外、…出てきました」
『うん…』
「屋上に来たんです。風に当たって、気持ちいいなって。ちょっと落ち着いたら、…今私1人なんだって…思い知らされて…」
『… 柚葉』
そんな風に優しく呼ばれたら、泣いちゃうよ…
「…昨日、…ッ…すごく、楽しかったから…っ」
『うん…』
こんな風に、私の話を聞いてくれる人いなかった。
返事をしてくれる人もいなかった。
そう思ったら…
もう、我慢出来なかった
「…いま……ッ…淋しい…っ…」
涙が溢れて止められない。
困らせると分かっていても、もうどうにも出来なかった。
その間、義勇さんはずっと黙ったままで、呆れられちゃったかもしれない…
「っごめ…なさ『ガターーーンッ』
謝ろうと思ったその時、電話の向こうで何かが倒れる凄い音がした。
「…義勇さん?…大丈夫ですか?」
『俺は大丈夫だ。椅子が…』
「椅子?」
『いや、少しこのまま待てるか?』
「はい…」
そう言った後、なんだか慌ただしい会話が聞こえて来る。
『冨岡ァ!テメェ何やってんだァ!』
『すまない、直しておいてくれ』
『ァア"⁈』
『冨岡!飯が冷めてしまうぞ!』
『そのまま置いておいてくれ』
『冨岡、お前どこへ行くんだ』
『少し出てくる。直ぐ戻る』
……
なんか、義勇さんがすっごく怒られてる…
…大丈夫かな?