第1章 入社と出会い
-櫻井side-
雅「翔ちゃんおはよー!」
ハイテンションで突進するかの如く部屋に入ってきたのは雅紀
「ん..おはよ」
第一営業のフロアに備え付けられてる
俺と智くんと雅紀各々の部屋
会社が俺たちの事を認めてくれたからこそのこの生活
今日に関しては俺も智くんもテンションが高めだと思う
その理由としては...
雅「今日だね!ニノと潤ちゃん来るの!!」
「ふはっ そのあだ名本当に大丈夫なのかよ」
智「3人分のご飯出来たよ」
智くんの一言でキッチンブースにある
カウンターに腰掛けるとそれぞれ手を合わせて
智くんと雅紀特製の朝ご飯を口にする
雅「2人はさ....いつ告白する?」
「「ごほっ...ごほ,ごほ...」」
雅「ちょっ..2人とも汚い...」
「いきなりそんな事言うからだろうが」
智「そうだよ...そういう相葉ちゃんはいつ告白するのさ」
特別俺と智くんのテンションが高い理由は
ただ新入社員の後輩ができるから...ではなく
その新入社員の松本潤に俺が
二宮和也に智くんが惚れたからだ 所謂一目惚れ...
会社の幹部に大量の履歴書を渡され、
定員は3人までで、この第一に入れたい新卒を
選べと言われて各々選別してると智くんと俺は
1枚の履歴書に目を奪われた...
恋だの愛だの馬鹿らしいと思っていた俺たちは
初めは恋だなんて認めなかったけど
これが恋だと自覚してからは吃驚するほどに心が落ち着いた
それを雅紀に言ったら最初こそ驚かれたけど
まさかの雅紀自身は俊にまじ惚れしたらしく
ちょうど遊ぶのをやめたという所で3人で頑張ろうなんて
柄にもない事を考えていた
准一くんにも斗真にも3人の想いがバレた時には
履歴書一枚で惚れるなんて聞いた事もないと言われたが
今では揶揄いつつも応援してくれている
こんな気持ち初めてだしどうすればいいのかと
緊張が抜けないまま始業時間よりかなり早めに来た潤に
やっぱり目を奪われた
ただ立っているだけで目を惹くような容姿
緊張しているのかぎこちない動きは
初対面なのにも関わらず愛くるしいと感じた
期待しすぎて勝手に幻滅したら元も子もないぞ
なんて准一くんに俺も智くんも言われてたけど
そんな不安は一切いらなかった
智くんもそのようでこの様子だと惚れてく一方だと
今から感じていたそんな矢先に驚きの事実が発覚した
