• テキストサイズ

アイ・オープナー [気象系]

第2章 出会い


-萌歌side-

櫻井さんが自動販売機に向かって歩いていくと
“ガコンッ” という音が2回した

上着も貸してもらった上に飲み物まで奢ってもらうなんて
流石に申し訳なくてせめて飲み物代は払おうと立ち上がる

私が立ち上がったのに気づいたのか
櫻井さんが振り向いて私をみる
..?..なんか顔が赤くなったよう..な..?

「どうかしましたか?」

櫻「ううん 何でもないよ はい,これココア」

「ありがとうございます..  あの...お金..」

櫻「あはは お金なんて大丈夫だよ 3つ下の女の子に ”120円返せっ!” なんて言わないよ? 俺」

「そういう意味じゃ.. ごめんなさい..」

櫻「もー謝るの禁止! 大丈夫だから....ね?」

「..はい...」

笑わせようと少しおどけて言ってくれる
櫻井さんに釣られて自然と笑みが溢れた

櫻「ふふっ 笑った」

「え?」

櫻「萌歌ちゃんはそうやって笑顔のがいいよ」

「あ..りがとうございます...」

櫻「どーいたしまして さて,これ飲んだら帰ろっか みんな心配してるよ?」

智兄と和兄...
まだ怒ってるかな..
帰りずらい..
/ 23ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp