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アイ・オープナー [気象系]

第2章 出会い


-櫻井side-

萌「離して」

智くんが腕を掴むも虚しく
萌歌ちゃんはそれを振り払って家を出ていった

〜バンッ〜

外に出てったみたいだな...

華「私頭冷やしてくる...」

ニ「おいっ華奈まで...」

ニノの声もフル無視で萌歌ちゃんと同様リビングを出て行くと

〜バンッ〜

家を出た

智「はぁ... おいら..どうしよ..」

ニ「今回ばっかりは流石にやりすぎたよね..」

「あれは..流石....」

潤「っていうか 2人とも妹にあんなことしてたの?」

相「本当だよぉ.. キャラ変わりすぎてびっくりした..」

智「だってさぁ」

ニ「あの2人 本当に色んな男が狙ってるんだよ もちろんいい奴ばかりじゃない...」

智「待ち合わせで立ってるだけでも男が寄ってくるんだよ?」

ニ「しかも当の本人達は無自覚だし...」

智「断れないのかわかんねぇけど... 告白されたらそのまま付き合っちまうんだよあの2人」

ニ「だから無理にでも別れさせないと..何かあってからじゃ遅いし」

「気持ちは大いにわかるけどね」

潤「流石にあのやり方だと こうなるのも仕方ない気もするけど」

相「うーん... どうにか対策できるといいけどね.. あ..っていうか....そんな2人が外出てっちゃったけど.. ヤバいんじゃない..?」




・・・・




...確かに..

潤「俺華奈ちゃん探してくるわ」

「じゃあ俺は萌歌ちゃん探してくるね」

智「ごめん.. 本当にありがとう」

潤「大丈夫だって それに帰り道で距離縮まれたら一石二鳥じゃん?」

「それな! 仲良くなるチャンスだし」

ニ「ふふっ ありがとう.. 本当ごめん...」

相「じゃあ俺たち軽く片付けとくね」

潤「よろしく」

「行ってくる」

潤「さっきこっち側に影見えたから俺こっち行くね」

「了解 俺あっち行くわ」

さっきより肌寒くなった道を
萌歌ちゃんを見逃さないように目を配りながら歩いていく
人気のない公園を通り過ぎた時、人影を見たような気がして
公園に入ってみる

..いた....

「萌歌ちゃん....? 暗くなっちゃうよ?」

ベンチに座ったままゆっくりと顔を上げた萌歌ちゃんは
涙目で俺を見上げた
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