第2章 出会い

-萌歌side-

智「流石おいらの妹！　やっぱうまいわぁ」

和「本当だよねぇ　翔ちゃん萌歌に教われば？」

相「ハンバーグもうまっ！！　萌歌ちゃん料理上手いねぇ」



各々料理を摘んで楽しそうに話している...
1人を除いて..

「あの...松本さん..お口に合わないですか？」

松「ん？　あ,いや違う違うっ！　すごく美味しい！　何したらこうなるのかなと思って」

「普通のものしか入れてないですけど..」

松「そうなの？　今度俺も久しぶりに作ってみようかなぁ」

華「松本さん料理なさるんですか？」

松「うん　華奈ちゃんは？」

華「萌歌ほどではないですけど...多少は...　あっ良ければ今度料理教えてくださいよ」

「彼氏にでも作るの？」

何気なく華奈に聞いてみると...

松「...華奈ちゃん..彼氏...いるの？」

なんか..松本さんの雰囲気が変わった？

華「まぁ...一応..？　でもすぐ別れると思いますけどね」

「またか」

華「うん」

櫻「また..って？」

「和兄が華奈の彼氏をいびり倒すんです」

櫻「ニノが？」

松「意外だな」

「かなりのシスコンなんですよ」

華「智兄もかなりだと思うけど？」

櫻「そうなの？」

華「はい　萌歌に彼氏ができた時毎回別れる様に仕向けてるの智兄ですし...」

「和兄と智兄たまに協力してまで阻止してくるもんね」

華「うん」

「華奈に男が近づかないようにって智兄たちがなんか企んでるの聞いたことあるよ」

華「え..そんなことまでしてるの...？」

「うん　知らなかった？」

華「流石にそこまでは...」

私達からしたらありがたいけれど...
" あの事 "もあって人に慣れてかなきゃいけないし..

華「あー,でもちらほら心当たりあるかも..」

櫻「やっぱり...萌歌ちゃんも彼氏いたことあるの？」

「まぁ..はい　人並みに..」

華「萌歌本当にモテるんです　智兄が妨害したくなる気持ちもわかるくらい」

「もう何言ってんの...　そんな事ないからっ」

華「萌歌も時間の問題だろーね」

萌「だろうね..」

櫻「萌歌ちゃん今も彼氏..いるの？」

「..一応...」

櫻「そ,うなんだ...へぇ...」

松本さんも櫻井さんも何故か落胆したような顔になる

...なんで...?..