第8章 宣言
-大野side-
「ふぁ〜ぁ」
おいらが一番に起きるなんて珍しいなぁ
「みんなおきろー」
声をかけると翔くん相葉ちゃんが起き上がる
櫻「おはよ...ん?兄さんが1番なんて珍しいね」
「うん」
ニ・松「えっ!?(は!?)ってか萌歌は?」
相「どしたの?」
松・ニ「萌歌がいない(んです)!」
抱き合ったままの2人が慌てて布団から出てくる
2人の言葉でおいらたちも布団の中を探す...すると...
萌「おはようございます ふふっ朝から元気ですね」
そこには制服にエプロン姿の萌歌ちゃん
かわいすぎる...ってか朝から強烈...
櫻「かわいい...」
松「もしかして... 朝ご飯作ってくれたの?」
萌「ダメ..でしたか? 昨日も一昨日も色々してもらったから少しでも役に立てればって... 思ったんだけど...」
「ダメなわけないよ?」
二「怪我してるのに.. 大丈夫ですか?」
萌「大丈夫です! みなさんに作るの楽しかったですしただ..」
相「ただ?」
萌「料理を持ってくるのだけ...手伝ってもらってもいいですか? すみません」
松「もちろん キッチンにあるの?」
萌「うん」
そう言って2人でキッチンに向かった
二「では布団を片付けますかね?」
4人で布団を片付けているうちに朝食が運ばれてきた
「うわぁ〜 うまそー ってかめっちゃ豪華!」
机に並べられた和食はどれも美味しそう
相「すごーい!栄養満タンメニューって感じ!」
皆「いただきます!」
櫻「うまっ! この魚やべー!ってかめっちゃうめー!!」
二「翔さん..何にも伝わらないんですけど... 笑」
萌「ふふっ 喜んでもらえたようでよかった 笑」
ん..?この魚って....
「ねぇ萌歌...この魚ってもしかして捌いたの?」
萌「そうだけど...使っちゃダメなやつ..だっ...た?」
「ううん 大丈夫だけど..捌けるなんて知らなかったな...って」
萌「父に連れられてたまに釣りに..」
「釣りするの!?おいらもするんだ!今度一緒に行っちゃう?」
萌「はい!ぜひっ! いいんですか?」
「もちろん!楽しみだなー」
そんな共通の趣味も見つかったりした
二「萌歌..今日学校行けそうですか?」
その一言で賑やかだった時間が静かになった
萌「私..」