第8章 宣言
-松本side-
もう怖がってないみたい...
本当によかった
萌歌相手に手を出せないなんて生き地獄だし...
なんで手を出す前提なんだってところは置いといて!
隣にはさっきからイライラしてるニノがいるわけで...
まぁそれは俺も同じなんだけど..
ここまで萌歌をおぶって来たのは相葉くんだし?
おまけに消毒前にイチャイチャしてたし...
リーダーと翔くんも消毒中からずーっと萌歌から離れないし
なんなら夕飯食べてる今も萌歌..2人に挟まれてるし....
これは..今日寝る位置に全てがかかってる...
そう思いながらニノと頷き合った
相「今日の寝る場所どうする?」
その一言で野郎どもの萌歌の隣争奪戦というなのじゃんけん
勝利を手にしたのはもちろん..
俺とニノだった
( 相 二 萌 松 櫻 大)
( 葉 宮 歌 本 井 野)
櫻「じゃあ電気消すよ」
せめて...寝顔だけでも見れたらいいな
そんな事を思っていると萌歌の布団がゴソゴソと動いた
それにニノも気づいたようで...
ニ「どうかしました?」
「萌歌?大丈夫?」
震えてる...?
萌「暗いところが..ダメなんです...」
ニ「そういうことですか」
「だから...抱き合って寝てたの?」
俺が聞くとコクッと頷く萌歌
抱き合うだけじゃないと思うけど...
ニ「じゃあ私たちがぎゅってしててあげますね」
萌「いいんですか?」
「うん 安心して寝てもらいたいしね」
ニ「萌歌?」
萌「ん?」
ニ「ふふっ やっぱり大きいですねこの服」
「俺のだからなぁ あっ そういえば家にある萌歌の物はどうなるの?」
萌「なんか...さっきメールでお金は振り込んでおいたからそれで必要な物を買ってって..」
ニ「そうですか...」
「じゃあ今度出掛けよっか 必要な物揃えよ?」
萌「値段が高いところは..あんまり...」
ニ「大丈夫ですよ 萌歌が知ってるショッピングモールにでも行きましょ?」
「そうだね」
萌「いいの?」
「もちろん その時に寝る時の服とかも選ぼうね?」
耳元で吐息混じりの声で囁いてみる