第7章 助ける!!
-櫻井side-
場所を絞ったところで2つまでしか絞れなかった...
それにもしこの学園から連れ出されていたら?
頼む無事でいてくれ そう願い1ヶ所の目的地に向かった
相「萌歌は?」
二「いません」
大「そんな」
「2ヶ所目に行こう」
松「くそっ!」
2ヶ所目はさっきのところより不気味な場所だった
大「ここ?」
「うん..多分」
そう言って中に入ろうとすると声が聞こえてきた
萌「んっ! ぃや!!」
松「いまのって」
二「萌歌ですね...」
相「なんか抵抗したような声?」
萌歌の抵抗する声で頭が真っ白になってしまった俺たちは
5人一斉に出て行って声をあげた
嵐「やめろ!!」
それを見た男どもがみるみるうちに青ざめていく
男1「嵐様...」
萌「..みなさん...」
松「いますぐ散れ」
男2「す,すみませんでした!」
慌てた様子で男6人と物陰に隠れていたであろう男が逃げていく
全員の顔は覚えた
二「萌歌! 大丈夫ですか?」
みんなが萌歌の元へ駆け寄る
萌歌の身体は椅子に固定されるように縛られ
シャツのボタンは飛び散り,腹部には痣、腕からは血が流れていた
身体が震えている...
相「..っ...」
大「縄解くね」
そう言って智くんは萌歌に上着をかけて縄をするすると解いていく
「ごめん」
萌「なんで? 翔くん何も悪くない」
二「私が行くのを許可しなければ」
萌「そんなことないですそれに私..5人が助けにきてくれて嬉しかったです」
松「萌歌」
相「生徒会校舎行こ? 手当てしなきゃ」
萌「でも..」
大「どした?」
萌「5人にこれ以上迷惑かけたくない」
「俺たち迷惑だなんて思ってないよ? 好きでやってるんだから」
萌「でも」
「それ以上言ったら怒る」
萌「翔くん」
「きつい言い方してごめん でも俺たちが萌歌のこと守りたいんだダメかな?」
そう言うと涙をこぼしながら頭を横にふるふると動かす萌歌
「よかった」
二「断られても強引に守りますけどね 笑」
相「萌歌乗れる?」
相葉くんがしゃがんで背中に乗るよう促す
松「とりあえず今は応急処置ね」
そう言って潤が萌歌の腕を止血するためハンカチで傷口を塞ぎ
相葉くんへと導くようにして萌歌を相葉くんに乗せた
そして俺たちはこの建物を後にした