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黒風学園 [気象系]

第4章 出会い


-萌歌side-

「私...なんで..? ごめ..なさっ」

いつのまにか自分が涙を流してるのに気づいた時何かに包まれた

「えっ」

ニ「追求してすみません... 短い期間にたくさんの事があって辛かったですよね」

相「俺が ...俺たちが萌歌ちゃんを守りたい!」 

櫻「萌歌ちゃんが今までの人たちと同じじゃないってことは よく分かったしね」

「秘密にしてくださるんですか?」

相「もちろん!」

大「俺萌歌ちゃんがいない学園なんてやだよ?」 

松「俺も」

「みなさん...」

ニ「私の胸貸しますからいくらでも泣いて大丈夫ですよ」

そう言いながら二宮さんは私の頭を子供をあやすように撫でてくれた


すると...

松「ニノ! そ,それは違うんじゃない?」

大「そうだよ! ここはやっぱり友達の俺が?」

相「なんでなんで? 僕でしょ」 

櫻「ここは代表して俺が...」


「ふふっ」


櫻「あっ」 

相「笑った! この笑顔は本物だよね!」

大「来た時の愛想笑いじゃないね 良かった」

「ふふっ すみません みなさんが面白くて....」

一通り笑って顔を上げると
二宮さんの顔がドアップだということに気づき俯いてしまった


松「どした?」

「あ.. いや何でも」

ニ「照れてる顔も可愛いですね 萌歌ちゃん」

「見たんです...か?」

ニ「もちろん 真っ赤でとーっても可愛かったですよ?」

恥ずかしすぎる...

大「おい あんまいじめんなよ!」

ニ「えぇー? なんのことです?」

松「萌歌ちゃん」

「はい」

松「シャワー浴びておいであそこだからさ」

「え,でも...」

松「服も貸すし..ね?」

「じゃあ ..お言葉に甘えて」

松本さんの言う通りシャワーを浴びて来ることにした



お母さんに持たされていた
着替え用の下着が役に立つとは...

不幸中の幸いだな主犯の人たちが私を突き飛ばした時
鞄も近くに投げてくれててよかった...

なんて呑気の事を考えられるほどに
皆さんのおかげで心の余裕ができていた
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