第4章 出会い
-萌歌side-
大「引いちゃった?」
「え? 何でですか? 大野先輩は大野先輩ですよ?私は大野先輩やさっきお会いしたばかりですけど松本さん、櫻井先輩、二宮さん、相葉さんそれぞれの人柄が素敵だなぁと思いましただから引いたりなんかしませんよ?」
そう言うと5人全員の瞳がうるうるとしていた
「えっ? どうしたんですか!?」
大「なんでもない! 嬉しかっただけ! な?」
と他の4人にも問いかけ
櫻相松ニ「うんうん!」
と何回も頷いていた
「そうですか?なら良かったです!」
櫻「萌歌ちゃんあの..さ? 聞いてもいいかな?」
「はい なんですか?」
櫻「萌歌ちゃんはさなんでこんな格好になってるの? はだけたシャツに髪まで濡れてる...」
「えっとその....」
松「木が生い茂ってる所があるだろ?そこで何人かの男に萌歌ちゃんが押さえ込まれててさシャツはそいつらに破られたんだ」
櫻「髪は?」
「水をかけられちゃって...」
相「水? なんで?」
ニ「..いじめですか?」
「恐らく..」
松「原因は分かる?」
「その...」
なんて言えばいいのか分からず大野先輩を黙って見つめていた
大「どしたの? ゆっくりでいいから話してみて?」
「馴れ馴れしいって...」
大「え?」
「転校してきて数日で大野様に馴れ馴れしいのよって言われて」
ニ「転校?」
「はい」
ニ「通りでJの頭に入ってなかった訳だ... ..萌歌さん」
「はい?」
ニ「正直に答えてくださいね」
「分,かりまし...た」
まさか庶民だってバレた...?
ニ「あなたの言動を見てる限り演技などではないことはよく分かりましたし私もあなたを気に入りました」
「え?」
ニ「なのであなたの事を知っておきたい」
「あの どういう?」
ニ「あなたは何者ですか? 嵐城というグループや会社はないはずですが」
「え?えーと..」
どうしよう ...どうしよう!
やっぱり ...バレた!?
櫻「嘘禁止ね? どんな萌歌ちゃんも受け止めるから」
「ほん...とですか?」
相「うん 萌歌ちゃんは萌歌ちゃんでしょ?」
その相葉さんの一言で何かが壊れたように
この学園に来た成り行きや我慢していた事全てを5人に話し始めた
そして話終わる頃には涙が止まらなくなっていた...