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黒風学園 [気象系]

第2章 友達


-萌歌side-

大「んふふっ やっぱ面白いね萌歌ちゃん」

「えっ また私変なこと言いました?」
そりゃそうか セレブな人はこんなところでご飯を
ましてやお弁当なんて食べないだろうし

大「いや 何でもない 起こしてくれてありがとね? ご飯食べなくていいの?」

「あっ そうでした!」

大「忘れてたの? んふ」

「大野先輩が言ってくれなかったらまた食べ損ねるとこでした 笑」

大「また? ふふっ」

「大野先輩!」

大「ん? どうかした?」

「あの... 嫌だったら嫌って言ってくださると嬉しいんですけど...」

大「ん? うん」

「私と... 仲良くしてくれませんか?」

大「えっ?」

「あ すみません 変な言い方でしたよね そのできれば友達とか?... 先輩相手にすみません 失礼なこと..」

大「いいよ?」

「え?」

大「いいよ 友達..なろっか」

「えぇっ! いいんですか?」

絶対断られると思ったのに...

大「ふふっ そんなに驚く?」

「だって 先輩きっとたくさん友達いるだろうし私なんか」

大「萌歌ちゃんだからなりたいんだよ? 友達!」

「ほんと..にですか?」

大「うん それに俺あんま友達いないし」


まさかぁ...嘘でしょ
こんな優しそうな人に友達が少ないわけ...


大「萌歌ちゃんで...うーんとね..5人目? かな?」

「まじですか...?」
あまりにも衝撃的であんぐりと大野先輩を見ていると

大「はははっ ごめっ やっぱ面白くてさ」

「えぇ? 何がですかー?」

大「ほら ご飯は?」

「あっ,じゃあ頂きます! 先輩は?」

大「ないかな」

「ないんですか!? じゃあ...こんなので良ければ少し食べます?」

大「え! いいの?」



パッと明るくなる表情が嬉しくてぜひっと言ってしまった...
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