第2章 友達
-二宮side-
そう私たちは普通の生徒なんかじゃない
大野智 櫻井翔 相葉雅紀 松本潤 二宮和也
この5人は学園の生徒会的存在
だけどそれだけじゃない
この5人組は中小企業はもちろん政治がらみでも
影響力があり世界に名を轟かす奇跡の5人組そう言われている
そんな俺たちのグループ 名は[嵐]だ
その理由は、50音で最初の[あ]
アルファベットでも最初の[A]で始まることから
頂点に立ってみせる! いや、立つ!という意思表示を込めて
そう名乗るようになった
そして度々行われる[storm]と呼ばれる儀式
これは私たちの仕事のようなものだ
理事長または、理事長周辺のお偉いさんなどからいくつかの条件を出される
その条件に当てはまる生徒を見つけ出し早急にその生徒を退学させる
未だにこの儀式の意義がいまいち分からないけれど...
それだけの簡単な仕事
退学させる方法は大きく2つだ
1つは退学届を書くように促すだけ
基本的にはそれだけで済むんだけど...
たまに納得できないとか言って俺たちにたてつく奴がいる
そういう奴らには
もう1つの方法を使うそれはいわゆる脅しだ
生徒の親の経営状況などを調べて弱みを握り退学へ導く
弱みが無かったらどうする?
そんなのは決まっている弱みを......
[作り上げる] ..のみだ...
~プルルッ プルルッ~
スマホを覗くと[理事長]という文字が浮かび上がっていた
「リーダー待ってください! 皆さんも!理事長からです」
そう声をかけてから理事長からの電話に出て数十秒で会話を終わらせた
松「理事長何だって?」
「今すぐ...中止だそうです」
相「中止?そんなこと今までなかったよね 何かあったのかな?」
「あっちの方で不手際があったみたいで」
櫻「ふ~ん そっかぁ あれ? 智くんは?」
あたりを見渡すと大野さんは誰かと話をしていた
顔こそ見えないが制服を見るに女子生徒だろう
珍しいなと思いながらしばらく大野さんを眺めていると
こちらに気付いたのか
大野さんが小走りでこちらに近づいてきた
大「お待たせ」