第3章 A→N
ー N side ー
相葉さん家に入り、ドアがぱたんと閉まる。
その瞬間もう俺はスイッチオン。
あー、もう。
早く、抱いてくんねーかな。
なんか今日は特別、甘えたいや。
『風呂、先入っておいでよ』
「んー……ね、一緒じゃだめ?」
『…ふふ、わかった。片付けたら行く』
「んふ、やったぁ」
上目遣いで甘えたら、相葉さんはもっと可愛がってくれる。わかってやってんの。
ずるい?あざとい?わかんない。
けどいいの。相葉さん…いや、まーくんはこれに弱いから。
「パンツ借りんね」
『あーい。Tシャツとズボンも持ってきな?』
「ありがと」
そう言って、パンツとTシャツを出して、先に風呂に向かった。
え、ズボン?
いい、どうせ脱ぐもん。
というか、脚出しといてまーくん誘惑してやるつもりだから。
ね?ずるいでしょ?俺って。