第3章 A→N
ー A side ー
マンションの駐車場に着いた時には、かずはすやすやと寝息を立てていた。
起こそうと手を伸ばしかけ……て、引っ込めた。
相変わらず、かわいい寝顔…………。
起きるまで眺めとこうかな?なんて思ったけど、これ以上は下半身にキそうだったからやめといた。
『かず、着いたよ』
「…………んんっ……あぁ、ありがと」
『…ふふっ、やっぱかわいい……』
「くふっ、まーくん……」
あ、2人の時はかずとまーくん呼びなんだよね。
内緒だけど。
車を降りて、明日のことやら色々話しながら部屋に向かった。