鏡の国で魔法にかけられて…‧*˚✩︎‧₊˚【ツイステ】
第6章 ジェイド 危険なうつぼの狂愛꙳✧˖°⌖꙳

「先輩…あのっ…明後日一緒にっ…んっ!」
先輩は石像の裏側に私を押しつけると、無理やり唇を塞ぐ。
「莉冬さん、貴方の番は誰ですか?」
「ジェ…先ぱっ…!ふぁ…あっ…んんっ…」
噛みつくようなキスで言葉ごと奪われ、何度も角度を変えて貪られる。
僅かな隙間から差し込まれた舌で、口内を余すことなく犯されて身体がビクビクと震える。
「このリップ…ヴィルさんですか。…実に不愉快ですね。全て舐め取ってしまいましょう。」
「ふぁ…!苦し…!んんっ…先ぱ…!やっ…」
唇を強く吸われ、激しく食まれ、ヴィル先輩が付けてくれたリップが落とされていく。
呼吸さえ許されない深く濃厚なキスに、頭がくらくらして力の入らない手で先輩の胸を叩くが、頭に回された大きな手が逃げることを許さない。
「獣と林檎の香りも残っていますね。ふふふ…他の雄にマーキングされるなんて困った番です。早急に僕の匂いを付け直して差し上げなければいけませんね?」
「マーキングなんてさ…ひゃっ…!!」
しゅるっ…とネクタイを外され、大きく開いた首筋にガリッと歯を立てられ、痛みで溢れた涙で視界が滲む。
「…っ!ふぇ…噛んじゃやぁ…痛い…」
「おやおや。そんなに可愛い泣き顔で僕を煽っていらっしゃるのですか?あぁ…今すぐに貴方を食べ尽くしたいです。」
先輩はキスで私を乱しながら、シャツの中に手を入れて肌を撫で始める。
「んっ…!やっ…ふぁ…待って…くださいっ…!」
凹凸が無い男子の平らな胸でも、感度はいつもと変わらず、先輩の長い指で固くなった胸の頂をきゅっと摘んで弄られると、身体が熱を宿し始めて、下半身がきゅんと疼く。
メインストリートでこんなのだめっ…!
私、今は男子の姿だし、誰かに見られたら大変なのに…
しかも先輩、絶対このままやめる気無いっ!
「先輩だめっ!今私まだ男子だかっ…んっ…誰かに見られ…ちゃう!」
「男子姿の莉冬さんも愛らしいですよ。それに、僕は誰かに見られようと、まったく問題ありません。」
「そういう問題じゃ…あっ…だめぇ!」
「ここでは嫌ですか?では部屋に行きましょうか。」
「んんっ…やっ…!先輩っ…!」
抵抗すればするほど、腰に回された腕の拘束が強くなり、憤懣を滲ませた笑顔が間近に迫る。
「逃げようとするなら…貴方のその綺麗な脚を人魚のヒレに変えてしまいましょうか?」
