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【R18】遥かな愛

第2章 往昔



お母さんが出ていった部屋は、ものすごく静かでシーンとしている。


「昨日の夜、ちゃんを1人にさせたことが悪かったみたいだ」

『……』


その言葉に私は何も返せなかった。


「八重さんも人のこと言えないじゃないか。
……まあ、仕方ないだろうけどね」


お母さんは家にあまり帰って来ないけど、ちゃんと仕事をしていると思う……。分からないから本当にそうなのか、あまり自信がない。


昨日の夜。で思い出したけど、あの事覚えてないのかな。


聞きたいけど、言い出せない。


気まずいから、勉強でもしよう。


あ、でもその前にきいちゃんにご飯をあげよう。


そう思いながら私は鞄をおろした。


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