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少年誌系ごちゃ混ぜ短編 R18

第15章 高嶺の藤に手を伸ばす$ 炭治郎裏夢


それに、那岐さんが居た空間はほんのりと藤の花の香りがして、とてもいい気持ちになるのだ。



俺が救急で運び込まれたのは五日前のこと。

蝶屋敷が柱稽古の負傷者多数で手が回らないということで、案内されたのが藤の花の屋敷。



そこで手厚く那岐に看病され、俺自身も以前より格段に那岐さんへの好意を募らせた。

最近は強くなってきた自覚もあるし、単独任務を重ねて出来るようになったことも増えて来た。



隊員の看護にわざわざ出向くことはないと、那岐は柱数名に言われたようだが、こうして出迎えては甲斐甲斐しく世話をして貰えるので、ここ数日で隊員達からの彼女の評判はうなぎ登りだ。


当然、俺もそれを目当てにしているのだけれど……



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