• テキストサイズ

【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第27章 艷仁知をしよう





無事に出し物も決まった後、やることは準備一択

他のクラスもやる気に満ち溢れているが、うちのクラスもフランス革命をイメージするためにも飾りつけから何から気合が入っている


「苗字ー、予算のことなんだけどよー」

『紙に書いて提出してー。書き終わってたらあたしにちょうだーい』

「名前ちゃーん!ポスターのデザイン見てくれるー?」

『ちょっと待ってー!他の人に見てもらってー!』

「苗字さーん!担当の時間についてなんだけどー」

『あーくじ引きとかで決めようか!』


ただの生徒会なのにどうしてか頼られているあたしはとんでもない忙しさになってしまっている

担任と学級委員を頼ってくれてもいいんじゃなかろうかと溜め息を吐くと、今度は生徒会から呼び出しがかかった


「生徒会より連絡します。苗字名前さん、至急生徒会室まで…」

『あー…予算書終わった?こっちにちょうだい!持ってくわ!』

「もう終わるー」

『担当の時間は研究会とか何かで用事がある人以外はくじ引きで!何かあったら生徒会室に来て!』


そう言いながらもらった予算と内装なのどイメージの紙の端をそろえて、生徒会室を目指すため廊下に出る

だが廊下でも生徒会に提出しなければいけないものを「持ってってー」と渡されるわけで、最終的生徒会へと到着したのは放送で 呼び出されてから15分経ってからだった


『遅くなりまし、た』

「遅かったね名前」

『来る途中、いろんな人から提出物預かって…ってあれ?征十郎と会長だけ?』

「会長と副会長、会計が居れば十分だろう」

『…まあ、そうなんだけど』


ふぅ…と一会計用の机に渡された紙の束を置き、椅子に座って机に突っ伏す

部活も最近忙しくなってきたのに学校行事も忙しいのは困るなあと、あくびを手で隠しながら体を起こした





/ 704ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp