• テキストサイズ

【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第23章 赤色と多忙な日





そんな日の昼休み、征十郎がなぜかあたしの教室に来ていて何があったのかと聞くと話を始めた


「オレはこれから生徒会で会議をしてから運動部の定例会に行き、生徒指導の先生と話をしてから食堂の試食会に行ってくる」

『…忙しいね』

「それからバスケ部のミーティングをして体育館で自主練習をする予定だ」

『まだあるの!?てか真面目に忙しいね』

「普段もこんなスケジュールだが…というより名前も生徒会だろう。だから迎えに来た」

『…あたしが生徒会?』

「ああ」

『…見に覚えがありませんけど』


生徒会って普通立候補するもんじゃないのかと考える
立候補した記憶はないが、征十郎が「ドッキリ大成功!」なんてやるタイプではない

混乱しつつも選ばれているのであれば会議に参加しなければと、筆記用具を持つ


「とりあえず会議室に行こう、帝光祭実行委員会の会議だ。名前実行委員だろう?」

『しかもあたし実行委員までやってるんだ!?』


全く覚えがない係に驚きながらも征十郎と一緒に歩いていると、ラッキーアイテムを探しているであろう緑間と遭遇する


「…緑間じゃないか」

『ラッキーアイテム探し?』

「なぜ分かるのだよ」


これは元々知識がなくてもバスケ部なら大体の人が分かる。緑間と征十郎が喋っているのを横目に生徒会室がどこだったかを思い出す

すると「名前ちゃん!」と声がしたので振り向くとさつきがニコニコしながらこちらに走ってくる


「何してるの?」

『征十郎と緑間の話が終わるの待ってるの』

「いつも大変そうだね」

『もう慣れたから』

「名前、お待たせ。そろそろ行こうか」

『はーい、じゃあねさつき、緑間』

「頑張ってねー!」



さつきと緑間に手を振り、身に覚えがないにしろ遅れたらまずいと征十郎の後を急いでついていく

会議の場に辿り着くとなぜか征十郎の隣に座らされ帝光祭実行委員会が始まった






/ 704ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp