• テキストサイズ

【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第13章 彼の誕生日と





「最近名前ちゃん、選手の体調管理を任されてるよね!」

『なんか征十郎の件から任されるようになったんだよね』

「私は選手の体調とか分からないからなー…洗濯ぐらいかも誇れるの」

『…スカウティングとか、してみたら?』


まるで雑用しかやることがないと言っている彼女の顔は少し寂しそうだった

彼女だって他のマネージャーだって頑張っている。あたしが放っておいても彼女は1軍の、レギュラーのためのスカウティング担当マネージャーになるだろう

でもその表情が何とも言えず、口にしてしまった


『あ、ほら、ノートとかまとめるの上手でしょ?』

「うん、いいかも!ちょっと覚えてみようかな!」


やる気を出しているさつきを見て少しほっとした

どうせ征十郎がそういう才能も見出して彼女に任せるんだ。少し早くてもいいだろう


「そいえばもうすぐ赤司くんの誕生日だよね?プレゼントあげるの?」

『よく知ってるね』

「みんなが騒いでたの。みんな誰がカッコいいとか楽しそうだったなあ」

『そうだねー』


確かに征十郎は陰でマネージャーたちから赤司様とか呼ばれる程人気である

原作でも青峰と征十郎が人気ありと分かるシーンがあったし、既に体験済みだ

元々雪さんがノリノリで始めたものだが、征十郎に誕生日プレゼントを贈るのはなぜか恒例になっている

ふうと溜め息を吐いて、次の休みにプレゼントを買いに行くかと考えながらさつきと別れ、部活に励んだ





/ 704ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp