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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第45章 里帰り$


「私は白藤と申します。水柱様におかれましては、先の下弦の伍、撃破の折に負傷されたとのこと。相違ございませんか?」

「はい」



力なく応じる私に彼女は告げる。



「貴方はこのままでは確実に死にます。ですが、二十四時間以内に私を抱けば免れます。不躾ではございますが、このまま夜伽の相手をさせて頂きます」



私の天狗の面を外すと、彼女はいつもの冷笑を浮かべる。



「愛らしい顔なのに隠してしまうのは勿体ないですね、血鬼術・不治露」



彼女が私の唇に自分のそれを重ねる。

ゆっくり口内を彼女の舌が蹂躙する。



すると、不思議と体の裂傷が癒えていく。



残すは腹の傷。

呼吸で臓物が出ないように筋肉を引き絞っていたのだが、段々と楽になってきた。



「これは……」

「表面の傷は直ぐに治りますが、内部の損傷には時間がかかります」



私の胸元から腹にかけて彼女の指が肌を滑る。


勿体ぶるようにいじらしく、時間をかけて這い回る指に鱗滝の身体も少しづつ反応する。


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