第44章 薄氷$
寝ている間に好きにされていたと知って白藤に拒絶されるかもしれない。
しばらく逡巡していた冨岡だったが、手だけを伸ばし、湯着の帯を解いて指先でそっと蜜部を撫でてみれば、そこは確かに湿り気を帯びていた。
「濡れている…」
とうに理性は置いてきてしまったので、冨岡の行為は止まらず……
とうとう、布団を端に寄せて白藤の蜜部を露出させた。
彼女の膝を立たせて、両脚を開く。
「っ……///」
意図的に裸に近い状態まで脱がせて見るとそこはかとなく色気が漂う。
こうして見るとやはり白藤は綺麗だ。
ペロ。
冨岡が蜜部を舐める。
「んっ…はっ…///」
ぴちゃぴちゃと水音が響く。
「起きているか…?」
「っ……///」
びくりと腰が震わせてから、白藤が瞼を開く。
先程よりも頬が赤いのは、気をやったせいだけでは無いだろう。
「…幻滅しましたか?」
恥ずかしそうに布団を被ろうとする白藤。
「いや…俺も同類だ…いつから、気付いていた…?」