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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第4章 遊郭潜入大作戦$(冨岡裏)


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「初見世(はつみせ)だよー、寄っといておくれー!」



赤障子の隙間からなめまかしく腕を伸ばす。

腕を力強く引かれた女郎は、腕を引いた相手と閨を共にする。

これで、今日の客が決まるのだ。




白藤も腕を引かれた。

さて、どんな客なのやら……




「やっと、見つけた……」



その声に。



「冨岡さん?」



名を呼んでから、ハッとした。

顔見知りと気づかれてはいけないのではないかと。




とりあえず、部屋へ冨岡を通し、二人になったところで。



「どうしてここに冨岡さんが…?」



食事の膳を用意しながら、冨岡に問いかけた。



「蝶屋敷でお前と宇髄が言い争っているのを聞いて」



え?居たの?
あの場に。
見てたなら仲裁して欲しかったのに。



と言うか、鬼より気配消すのが上手いのでは無いだろうか、この男。



「お前まで、任務に連れていくと言うから……」



もしかして……



「心配して来てくれたのですか?」

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