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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第4章 遊郭潜入大作戦$(冨岡裏)


「その必要はなかったようだがな…」



さっきの宇髄との息の合ったやり取りを見るに。



「嬉しいです。でも、冨岡さんの任務は?」

「さっき、鴉から宇髄との合同任務になったと指令が来た」

「では、遠慮は要りませんね」



クスクスと口許を袖で隠して笑う。

女郎の仕草は、先程客を取っていた女達を見て覚えた。



「何がだ?」

「お食事が終わってから、お話しますね?」



含み笑いをする白藤。



「にしても、広いな。ここは」



冨岡は、部屋全体に視線を巡らせる。



「まあ、芸事をお見せすることもありますからね」

「お前も何かするのか?」

「一応琴くらいは弾けますが……」




部屋の奥にある、楽器のいくつかを見て、彼女は答えた。




「なら、弾いてみてくれ」

「……分かりました」



シャラン。


専用の爪を付け、白藤が琴を爪弾いていく。


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