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鬼滅の刃R18 藤の花嫁(冨岡夢)

第80章 家族の形$ 其の二


「しのぶ、離さねぇ……今度は、俺が守るから……お前のこと……」


抱きすくめられて、しのぶが目を見開く。


「守る?」

「戦いは終わった。もう鬼も居ねぇ……だから今度は守られる側になっていいんだ」


守られる側?

それは、駄目。

守られるのは、私が弱いからで…


「私が弱いからですか?」

「それは違う。今までこんなに頑張ってきたしのぶを俺が守りたいんだ。お前が弱いからじゃない!」

「………蛍さん。お顔見せてもらっても良いですか?」

「傷だらけの汚ぇ顔見て悲鳴挙げねぇか?」

「挙げません」

「……好きにしろ」


素顔の鋼鐵塚を見てしのぶは彼の額に自分の唇を寄せる。


「傷は私が治してみせます。……蛍さん、私も貴方が……『好き』みたいです」


恋というのは、こんなにも胸が高鳴るものなんですね。

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