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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第72章 乞い願う、光を求めて


夢物語を聞いているような話だと思った。

けれども、何故だか自分の中に違和感があって。


立ち上がれないし、食欲もわかない。


人の身としてはおかしいのではないかと……


ただ体の奥が燻っているようで……


疼いてもどかしい。


「何か好物はあるか?時期的な物でなければ用意出来ないものもあるかもしれないが、可能な限り……」

「下さい……」

「すまない、聞き取れず……もう一度」

「抱いて、下さいませんか……?」

「………それは、どういう……?」

「私と……交合して下さいませんか?」

「…………交、合?……もしかして、金が無い代わりに体で支払うとでも言うつもりか?」


渇く。


喉が渇く様な感覚で、私は本能的に性を欲した。


自ら着物を乱し、胸を晒す。


「貴方が欲しくて、堪らないのです……」

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