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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第71章 向かう白、揺蕩う藤色


「おい、こら小童!!甘露寺に向かって牛女とは何だ!!」

「牛みたいに乳揺らして走り回ってるからだろ!!」

「牛……」



何度目かの牛発言にしょげ始めた甘露寺を見て、伊黒が声を張り上げる。



「黙れ、小童!!甘露寺は……魅力的な女性だ!!」

「伊黒さん……///」



私が……魅力、的?

伊黒さんから見て……てこと……!?



見る見るうちに甘露寺の顔が火照っていく。



甘露寺の表情を見て、自身の発言の重大さに気付いて赤くなる伊黒。



「はあ」



愈史郎は大きなため息を一つ吐いた。



「……鴉に俺の目隠しの札を貼って視力を共有して気づいたことがある」

「目隠しの札?」

「これだ。この札を身体の何処かに貼れば、相手からは自分の姿が見えなくなる」

「へー、便利ね。それで?」

「お前たち鬼殺隊の鎹鴉がそこらを飛び回って教えてくれた。琵琶の鬼は……」

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