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鬼滅の刃R18 藤の花嫁(冨岡夢)

第70章 咲くは朱なれど散るは白


煉獄家の炎は『浄化の炎』。

魔と穢れを払い、炎で清める。



杏寿郎は静かに、息を吐く。

次の瞬間、疾風の如く移動を開始する。



父上が言っていた通りならば……


「炎の呼吸 伍ノ型 改 炎虎 跳梁跋扈!!」


この場を炎で満たせば……


「お前は、やる事派手だな」

「何か言ったか?」

「んにゃ、改めて最高な味方だと思っただけだ!!」

「宇髄……?」


こいつとこいつの親父とじゃあ、纏う雰囲気が違うのに、今この瞬間だけは同じ背中に見えたなんて、俺も地味に感傷に浸っちまったな。


「煉獄、その調子で派手にぶちかませ!!」

「あぁ!任された!!」


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