第9章 彼との休日§
「ちぇっ…」
「あぁ、それと。今回以降で彼女に接触する時は横に俺がいると思って行動したまえ」
「……それは、脅しってやつですか?」
「そんなに物騒ではないさ。忠告だ」
「………」
怖ぇー。
さすが、FBIの敏腕狙撃手。
殺気の放ち方が尋常じゃねぇ……
赤井が寝室に向かうのを見届けてからキッドは溜息を着く。
早く帰りてぇー……
§§§
「ぅ……」
「ふむ……」
衣服の乱れなど目立った箇所はない。
彼の言動は事実として受け取って良いだろう。
「しゅ、う……」
「……」
目の下に隈が出来ている。
余程疲れて居たのだろう。
「……」
髪を撫で、毛布を整えてやろうとすると。
「ジン、も…むり……」
「………」
今、ジンと言ったか……?