第9章 彼との休日§
「美人な姉ちゃんだなぁ……」
色気というかなんというか、幼なじみの青子とは違う魅力を感じる。
なんかこう、ムラっと来る感じがするんだよな。
「すまない。思ったより時間がかかった……」
「おかえり。来客は寝込んじまったから、ベッドに寝かせてるぜ?」
「は?来客?」
「美人な姉ちゃんだよ、探偵坊主の知り合いに彼女はいなかったはずだから、あんたの知り合いなんだろ?」
連絡せずに会いに来る女の知り合いと言えば、ジョディか翼だろう。
けれども、わざわざベッドに運ぶとは?
確証はなくとも彼女の安否確認をしなくては……
「赤井さん?」
「何だ?」
「あの姉ちゃん、恋人いんの?」
「済まないが、彼女の相手は俺だ……」
赤井が静かに告げると何だかつまらなそうな顔をしてキッドが頬を膨らませる。