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短編ごった煮

第16章 僕があなたに望む好き/那月(うたプリ)



心の片隅では、残念だな、とも思っている。

『大好き』の温度。僕とななしちゃんのその差は、きっと大きい。
ただただ恋しくて愛しいななしちゃんに向ける僕の温度は熱いだろう。
けれど、軽い調子で、冗談めかして返ってくるその温度は、どこまでも友達として正しいその程度のもので。
ななしちゃんの『大好き』は、本心だろうけど、僕の好きとは違うもの。
少しだけ、悲しくもなる。

それでも、僕は言い続ける。

「僕も、ななしちゃんのこと、本当に、本当に大好きです」

心を込めて。本心からの言葉を。
こう言えば、ななしちゃんも言ってくれると知っているから。
たとえ温度の差があろうとも、僕はそれが嬉しい。

ぎゅーと抱き締めれば、ふふっと笑う気配。

「なっちゃんのこと、大好きだよ」

僕も、あなたが大好きです。
叶うなら、あなたも同じ温度になりますように。





僕があなたに望む好き
(恋してる、愛してる、ななしちゃんもそうだったらいいのに)
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