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短編ごった煮

第9章 いつの間にか/沖田(銀魂)


あっという間に私のファーストキスといわれるものを奪っていった沖田さんは、そんなことがまるでなかったかのように相も変わらず私と「それなりに」仲良くしていた。

「おや、どうしたんですかィななしさん」
「……お、沖田さん」

しゃがんで私を見下すように冷たい目で見下ろす沖田さんに、今はそんなこと気にしてる場合じゃないと彼の名前を呟く。ちなみに最初の見下すが「みくだす」で後のが「みおろす」だ。沖田さんからしてみれば前者の意味が強いんだろうけど。

何故文字通り「見下す」状態であるかといえば、実に簡単。説明するなら私が落とし穴(しかもなんか結構深い)にはまってしまっているからと言えばいいか。

誰がたかだか普通の公園に一人じゃ脱出不能の落とし穴があると思えようか。
そして更に落ちるだなんて思えようか。

少なくとも私はそんな間抜けな不幸が自分におこるだなんて微塵にも思っていなかった!

とにかくそんな困った状況に陥った私が誰か来て助けてくれないかなと願いつつ思っていたところにきたのが沖田さんで。

……どうしよう。なんだか助けてもらえる気がさらさらしない。

だってなんだか楽しそうに笑っているんだもの。
私のこの間抜けな姿を見てニヤニヤしているんだもの。

誰もドS来てだなんて思ってないよ神様!
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