第8章 あっという間に/沖田(銀魂)
「返して下さい」
「嫌でさァ」
必死な私と違い、沖田さんは至って余裕そうだ。くそ、むかつくな。
「返して!」
「嫌でさァ」
「か、え、せ!」
「………しょうがねェ。」
このやり取りに早々に飽きたのか沖田さんがそうもらした。
上がっていた腕がゆっくり下がる。
「やった!…って、えぇぇぇ!?」
ところが。
沖田さんは大福を私の手に渡さずそのまま自分の口の中へ。そのままもちゃもちゃと大福を噛み始めた。
大福、食いやがった。
「ちょ、え?大福返してくれるんじゃなかったんですか!?なんで食ってんですか!?」
「だから、今返しまさァ」
「食ってんじゃん!大福食ってんじゃん!どうやって返すっていうんだよー!ゲロるのか!?この公衆の面前でゲロるのかえんがちょー!?」
「………んなもん」
そう沖田さんが呟いたかと思うと腕を引かれ。
「こうにきまってるでしょう」
あっという間に
(キスされた)