第1章 花信風 滝澤 /平子
リビングの扉をあけたら、クインクス班のみんなが準備をしていて私も手伝う事にする。
琲世さんがさんはゲストだから座っててくださいー!と、言ってたけど、キッチンをお手伝い。
丈さんは才子ちゃんにゲームをしましょうと誘われていた。
そうこうしてると、倉元さん、黒磐さんが来たみたいだった。
倉元さんは
「え?タケさん??クリスマス会にタケさん??」
そして、キョロキョロして私と目が合う。
「ふーん、丈さんって可愛いとこありますよねー」
と、丈さんに絡んで怒られていた。
黒磐さんがキッチンに来て、挨拶を交わす。
「さん、今日はいつもに増してお綺麗ですね」
「黒磐さん、お世辞でも嬉しい」
「お世辞は言えないたちで。…丈さんまで連れてくるなんて…さんほんとすごいです」
丈さんどんだけクリスマス会嫌いなの?
ピエロとの交戦時の話になり話し込む。
そして、またチャイムが鳴りそして什造先輩と阿原くんが来た。
什造先輩が来たからキャーキャー喜んでいたら、真戸先輩と有馬特等が来たのでとても驚いた。
有馬特等も丈さんを見つけて少し面食らった顔をしていた。
あの有馬特等にこんな顔をさせるほど!?
気まずそうな丈さん。
そして、有馬特等が私を見て柔らかく微笑んだ。
「お疲れ様です、鈴屋班のです」
「活躍は聞いてるよ、さん」
「 恐れ多いです」
「タケはこういうの来ないんだと思ってたよ」
「皆さんそう仰いますね」