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待つ宵 揺らめく水面

第1章 花信風 滝澤 /平子



間もなくして梟討伐隊が発足された。

時間は巻き戻せない、大事なものが奪われてゆく…




かくいう私も、そのメンバーに入っていた。
そして、滝澤先輩も。

みんな遺書を書いてくるように指示され、誰に何と書けばいいのか私はわからなかった。


結局、白紙で提出した。

先輩もこんな大きな討伐戦には行ったことが無いと言っていて、なんだか顔色が悪かった。

私は先輩の事が心配になり手をきゅと握った。

そしたら握り返してくれて、その温かさが愛おしかった。

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